展望ポイント
『穴馬の喰い込む余地は!?』
『有力馬適性分析』
展望は
こちら東京馬場分析は
こちら 出走馬の血統評価

血統評価をA~Eで表記しています。
目安は、Cが基準で可もなく不可もなく、B以上が狙い目、D以下は軽視の対象です。
人気馬の中では評価を下げる予定だった、
ダノンシャンティの回避により、馬券的な難しさが増しました。
それもあり、今回の予想は当ブログでは非常に珍しい本命サイドのものになっていますが、今回は馬券的な妙味よりも勝ち馬を当てることに的を絞った結果とお考えください。
◎
ペルーサ(血統評価B) <
ゼンノロブロイ×
Candy Stripes>
展望でふれた、
ダービー・JCを勝てるサンデーサイレンス(SS)系である、5代以内のクロスをもたないアウトブリード配合です。
道中がスローにならず直線で速いラップが連続する、厳しいレースになりやすいこの2つのレースでは、近親交配で瞬発力に寄ったタイプよりも、速い足を持続する力に優れるアウトブリード配合馬から勝ち馬が出やすいといえます。
アルゼンチン系の母系の質の高さも充分で、前走の青葉賞でその持続力も併せ持つ脚を証明しています。
そしてこれは
昨年の展望でふれたことですが、2週続けて同コースで行なわれる
オークスとダービーは同じタイプの血統が走りやすい、という点もこの馬に味方します。
先週のオークスでは、当馬と同じ
ゼンノロブロイ産駒が1・3・4着でした。
勝利に一番近いのはこの馬だと思いますが、対抗馬との関連で不安があるとすれば、雨が多量に降った場合です。
道悪適性では対抗馬のほうが上で、そのような馬場状態になったら馬券の組み立てをちょっと見直す必要はあると思います。
それについては、最後の馬券のポイントでふれます。
○
ヴィクトワールピサ(血統評価B-) <
ネオユニヴァース×
Machiavellian>
ネオユニヴァース産駒で、母系が
Machiavellianを持つ欧州系という点で、昨年の勝ち馬に通ずるものがあります。
ただロジユニヴァースは
ダンチヒ(DZ)系を持っており、それがない分当馬のほうが適性は落ちると思います。
本命馬とは違い、当馬は
Haloの3×4という強いクロスを持ちます。
これは本命馬との本当に細かい比較ですが、最後の直線での競り合いでマイナス要素になる可能性はあると思います。
とはいっても、
サンデーサイレンス(SS)系×
ネイティヴダンサー(NA)系はこのレースで走りやすく、特に母父に
Miswakiや
ヘクタープロテクターや
Kingmamboなど、芝G1勝ち馬を出している
ミスタープロスペクター(MP)系を持つタイプは信頼性があります。
当馬の
Machiavellianは充分にその条件を満たします。
本命馬以外との比較では、他馬をリードする存在です。
またこの配合は03年・09年のように道悪の年に結果が出ており、もし今年馬場が悪化するようなら、当馬には有利といえるでしょう。
▲
ハンソデバンド(血統評価B-) <
マンハッタンカフェ×
アフリート>
展望で注目したように、
父サンデーサイレンス(SS)系で、母母父が
ダンチヒ(DZ)系です。
この配合の傾向は自分の経験上、主要4系(父・母父・父母父・母母父)内なら同時に出ることが多く、母母父でも可能性があります。
母父アフリートは確かに不安ですが、芝G1馬を出した実績もあるので、何とか合格点は与えられます。
正直NHKマイルCこそ狙い目だった印象ですが、配合的には好走要素を満たしており、3着の穴候補として推したいです。
△
レーヴドリアン(血統評価C+) <
スペシャルウィーク×
Highest Honor>
サンデーサイレンス(SS)系×
グレイソヴリン(GS)系は、過去4頭の馬券圏内馬を出しています。
ただこの4頭は重賞勝ちがあり、当馬は実績面で劣ります。
2強の一騎打ちになり、その2頭は無視した後方決め打ちがはまるようなら3着はあると見ています。
△
ヒルノダムール(血統評価C+) <
マンハッタンカフェ×
ラムタラ>
サンデーサイレンス(SS)系×
ニジンスキー(NJ)系です。
サンデーサイレンス(SS)系&
欧州型ノーザンダンサー(ND)系は好成績ですが、この配合自体はそこまで良くなく、適性の高かった皐月賞以上のものはないとみます。
◎9ペルーサ
○7ヴィクトワールピサ
▲11ハンソデバンド
△2 12
<馬券ポイント>
プレ展望でふれた
ルーラーシップは、想像していたほど時計の出る馬場ではなかったので、印を回しませんでした。
今回は、他の
サンデーサイレンス(SS)系を上回る要素は見つけられませんでした。
3連単で勝負です。
馬場の悪化がそれほどでもなければ、◎の1着固定、○の2着固定で、▲△の3頭へ流します。
馬場が悪化するようなら、○が1着の組み合わせも買います。
◎→○の馬単も馬場とオッズ次第では。
以上、2010年ダービーの最終結論でした。