【ダービー】・【目黒記念】・【金鯱賞】
の回顧です。 ![]() 【ダービー】 予想はこちらでした。 競馬の難しさを痛感したレースでした。 前半1000m通過が61.6秒というのも遅いですが、それに輪を掛けてその後の3Fが13.5秒-13.1秒-12.9秒と大きく緩み、過去に類を見ない超スローペースのレースとなりました。 正直、これほど遅いペースは全く頭にありませんでした。 史上最強(?)のダービーと言われるようなメンバーで、こんなペースを想定するのは難しいですね。 予見した人は凄いですが、自分にはちょっと無理です。 昨年のエリザベス女王杯もそうですが、忘れた頃にこういった事は起こるものですね。 ◎ペルーサ(血統評価B)は2人気で6着でした。 スタートで出遅れて後方から、そしてこの超スローに加え外々を回るという、考え得る最悪の展開になってしまいました。 平均~ハイペースで速い足を持続する力に優れる血統として推奨しただけに、このペース&出遅れではどうにもなりませんでした。 ○ヴィクトワールピサ(血統評価B-)は1人気で3着でした。 この馬もペースに泣いた面があります。 配合的にここまでの瞬発力勝負になると、この馬の優位性が薄れてしまいますね。 ▲ハンソデバンド(血統評価B-)もスタートで躓き、ジエンド。 ペースや上位馬の血統を見ると、まともに出ていればもっと走れていたと思います。 △レーヴドリアン・ヒルノダムール(血統評価C+)も、このペースでは打つ手なしでした。 1-5着が、すべて父か母父がミスタープロスペクター(MP)系でした。 先週のオークスで道中が緩むということから、毎日王冠を代表とする東京芝1800m重賞との関連を述べましたが、まさかダービーでこれが当てはまってしまうとは・・・。 前半1000m通過のペースも遅いですが、その後3Fの超緩ラップを合わせ考えると、2400-600=1800mの競馬だったと思います。 血統的にも、東京スポーツ杯2歳S・共同通信杯のような結果でした。 2着したローズキングダムは、中間一頓挫あり状態はあまりよくなかったと思いますが、東スポ杯を勝っているようにこういったレースは最も向いている馬でした。 勝ったエイシンフラッシュとともに、この2頭は父キングマンボ(KG)系でした。 上記2レースの好走血統に、芝中距離G1でも勝負になる瞬発力を備えたミスタープロスペクター(MP)系(上記リンク参照)、というものを以前あげました。 1-5着はそれぞれ、King's Best・キングカメハメハ・Machiavellian・エンドスウィープ・キングカメハメハで、この条件を満たしていました。 このペース・条件では、サンデーサイレンス(SS)系のキレを凌ぐケースがあることを、再認識しました。 加えて今週の芝2300・2400mで、父キングマンボ(KG)系が2勝をあげていたのもありました。 先行したアリゼオ・シャイン・コスモファントムが、このペースにも関わらず残れなかったのは、この血を持たなかったことも大きいと思います。 アリゼオは皐月賞で前に厳しい流れを踏ん張ったことから評価する向きもありましたが、そのような厳しいペースで力を発揮し、逆に緩いペースになると駄目なのがシンボリクリスエスの特徴だと思いますね。 【目黒記念】 予想はこちらでした。 ◎スマートステージ(血統評価B)は6人気で4着でした。 スローペース自体は想定していたものの、折り合いを欠いてしまったのが誤算でした。 直線も追い出しが遅れて脚を余しているように見えますが、それとも前にいた馬の関係で追えなかったのでしょうか。 相手にあげた類似血統馬が走っていただけに、非常にもったいない競馬でした。 適性は充分だったと思います。 今回は○▲は打ちませんでしたが、△であげた6頭で1・2・3・5着でした。 ◎と同じサンデーサイレンス(SS)系とグレイソヴリン(GS)系を持つ、コパノジングー・フェニコーン・アルナスラインがそれぞれ1・3・5着で、母父プリンスリーギフト(PG)系で穴推奨のイケドラゴンが人気薄で2着しました。 3・4人気のシンボリクリスエス産駒、モンテクリスエス・ミッキーペトラをさりげなく消していたこともあり、痛恨の結果でした。 予想の方向性は問題なかったはずで、このレースは取っておきたかったです。 【金鯱賞】 予想はこちらでした。 ◎タスカータソルテは、左第1指関節脱臼を発症し競争を中止しました。 予後不良という最悪の結果になり、とても残念です。 アクシデントがあったのは確かですが、前半1000m通過が61.0秒という超スローペースで、この想定を誤った時点で終わっていました。 いくら同コースとはいえ、G1の秋華賞と比べるのは無理がありました。 特に何も残らない予想になってしまいました。 この条件が今年だけなのがせめてもの救いです。 競馬は難しいですね。 よりによってダービーでこんなペースになるとは、微塵も思っていませんでした。 もちろん勝ち馬の価値が下がるものではありませんが、例年とは違う適性が求められ、レベル的な評価が上がらないのは仕方のないところでしょう。 このペースを読めなかった今年は、完敗の一言です。 ダービー後の落ち込みを取り戻そうとした目黒記念で、さらに突き落とされました。 相手選びは完璧だっただけに、痛恨の結果でした。 こうしたはずし方は尾をひきますね。 金鯱賞の◎の故障、ダービーの◎▲のスタート失敗、と呪われた1週間でした。 目黒記念でも、馬券的なツキがなかったですね。 迷った結果紹介できなかった平場では結果が出ていたので、調子は悪くないのですが。 東京春ラストG1となる安田記念はしっかり仕留められるように、心機一転がんばっていきたいと思います。 |
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201005302130 |
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