【宝塚記念】の血統データから血統傾向を見ていきます。
『
サンデーサイレンス(SS)系と
ノーザンテースト(NT)の血を併せ持つかどうか』
過去の宝塚記念の血統データ(9年分)

登録馬の血統&血統条件の可否

『
サンデーサイレンス(SS)系と
ノーザンテースト(NT)の血を併せ持つかどうか』
今まで何度もふれてきましたが、宝塚記念と阪神芝2000m重賞では共通して強い血統があります。
今回はこの血統ポイントが重要な役割を果たす大一番ですので、もう一度掲載しておきます。
宝塚記念と阪神芝2000m重賞で、主要4系(父・母父・父母父・母母父)に
サンデーサイレンス(SS)系と
ノーザンテースト(NT)を併せ持っていた好走馬
・宝塚記念
98年 2着
ステイゴールド(9人気)
父SS系 母母父NT00年 3着
ジョービッグバン(9人気)
父SS 母父NT07年 5着
ファストタテヤマ(16人気)
父SS系 母母父NT08年 3着
インティライミ(11人気)
父SS系 母父NT08年 4着
サクラメガワンダー(12人気)
母父SS 母母父NT09年 1着
ドリームジャーニー(2人気)
父SS系 母母父NT09年 2着
サクラメガワンダー(3人気)
母父SS 母母父NT・大阪杯
06年 2着
マッキーマックス(6人気)
父SS系 母母父NT08年 1着
ダイワスカーレット(1人気)
父SS系 母父NT09年 1着
ドリームジャーニー(1人気)
父SS系 母母父NT10年 2着
ゴールデンダリア(9人気)
父SS系 母父NT10年 3着
ドリームジャーニー(1人気)
父SS系 母母父NT10年 4着
フィールドベアー(12人気)
父SS系 母母父NT・マーメイドS
04年 1着
アドマイヤグルーヴ(1人気)
父SS系 母母父NT09年 1着
コスモプラチナ(9人気)
父SS系 母母父NT・朝日チャレンジC
07年 1着
インティライミ(1人気)
父SS系 母父NT08年 1着
ドリームジャーニー(1人気)
父SS系 母母父NT・ラジオNIKKEI杯2歳S(旧ラジオたんぱ杯2歳S)
04年 1着
ヴァーミリアン(2人気)
母父SS 母母父NT05年 1着
サクラメガワンダー(2人気)
母父SS 母母父NT08年 3着
トゥリオンファーレ(7人気)
父SS系 母母父NT・毎日杯(旧)
06年 2着
インテレット(11人気)
父SS系 母母父NT・ローズS(旧)
03年 1着
アドマイヤグルーヴ(2人気)
父SS 母母父NT04年 1着
レクレドール(5人気)
父SS 母母父NT05年 1着
エアメサイア(2人気)
父SS 母父NT05年 2着
ラインクラフト(1人気)
母父SS 母母父NTとにかくこの条件を満たす馬のベタ買いでOKな重賞(コース)です。
06年に馬場の改修が行われましたが、芝2000m・2200mは以前と同じ内回りのため、改修後も傾向が続いています。
むしろ改修後のほうが、勢いがあるくらいです。
では、宝塚記念の激走の歴史を振り返ります。
まず98年は、
ステイゴールドが9人気で2着しました。
サイレンススズカとエアグルーヴの間に割って入れたのは、血統傾向の賜物でした。
そして00年、
ジョービッグバンが9人気で3着しました。
お世辞にも一線級とはいえない当馬が、当時最強を誇っていたテイエムオペラオー、その盟友メイショウドトウに、クビ+クビ差に迫りました。
その後暫く該当馬が少ない年が続き、結果も出ませんでしたが、07年に
ファストタテヤマが16人気で5着し、傾向の持続性を証明しました。
その翌年の08年、近走不振だった
インティライミが11人気で3着、
サクラメガワンダーが12人気で4着と激走しました。
そして昨年は、この血統ポイントを満たす
ドリームジャーニー・サクラメガワンダーのワンツーでした。
2冠馬ディープスカイを退けたのは、適性の差ゆえだと思います。
ここ3年の結果を見るに、ここから素直に入ればよさそうです。
それくらい、しっかりしたものを感じる傾向です。
昨年は同じ狙いで攻めたものの、肝心の軸馬を間違い(◎スクリーンヒーロー 5着)、○→▲の縦目のみの的中でした。
今年は、最後の選択もしっかりキメたいですね。
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さて、今年の登録馬でこの条件を満たす馬をあげておきます。
上記の各馬血統表にも明記しています。
今年この血統ポイントを満たすのは、
コパノジングー・ジャガーメイル・スマートギア・ドリームジャーニー・フォゲッタブルの5頭です。
余程のことがない限り、本命馬はこの中から打つ予定です。
上位人気が予想される、
ブエナビスタ・レッドディザイア・ロジユニヴァース・アーネストリーあたりは、この条件を満たしません。
もちろん全く駄目ということにはなりませんが、ボーナスポイントはないといえますね。
今回は以上です。
次回以降は、このポイントを満たす馬の序列、満たさない馬の適性を含め、各馬ごとに詳しく取り上げていく予定です。
例年以上のいいメンバーが集まり、しっかりした血統傾向も出ているので、楽しみなレースですね。
大阪杯で同傾向を反映している
ゴールデンダリアは登録がなく、個人的には使えば可能性があったと思うので残念です。